「きらきら星」の主題による12の変奏曲より

 もともとは街で大ヒットした「ねぇ、お母さん聞いて!」というフランスの恋の歌なんです。それを様々な方法でアレンジした曲ですが、ここ日本でも「きらきら星」って 名前で有名みたいです。ぜひ日本語バージョンも聴いてみたいと思うでしょう?

 

アイネ・クライネ・ナハトムジークより

 小さな夜の曲って意味の、恋人へ愛を語る曲です。これを書いた頃はオペラが大当たりし たんですよ。オペラで認められるってことは作曲家として名誉なことだし、僕モーツアルトもようやく世 の中に認められたんだって嬉しかったです。

 

歌劇「魔笛」よりハイライト あらすじ

 ある夜のこと、タミーノ王子は変わった格好をした鳥刺しの男、パパゲーノに出会っ た。すると二人の前に夜の女王が現れて、「太陽の司祭ザラストロにつかまってい る、娘のパミーナを助けてほしい」と頼んできた。夜の女王は、タミーノ王子に“魔 笛”を、パパゲーノに“銀の鈴”を授け、二人は姫を助けに行くことになった。
ザラストロの神殿にとらわれているパミーナ姫は、ザラストロの手下モノスタトスに 狙われていた。そこへパパゲーノがやってきて、なんとかモノスタトスを追い払う。
 無事に逃げだしたパミーナ姫タミーノ王子と出会い、恋におちた。
そのとき、司祭ザラストロがやってきて言った。「おまえたちは夜の女王にだまされ ている。私の課す試練を乗り越える事ができたなら、タミーノ王子に姫をゆだね、パ パゲーノに恋人をさずけよう。」ザラストロは敵ではなく、味方だったのだ。
 ザラストロの試練を受けるタミーノ王子パパゲーノ。一方、モノスタトスはしつこ くパミーナ姫を狙い、夜の女王パミーナ姫ザラストロを倒すように命じる。母の 命令に悩むパミーナ姫に、ザラストロは温かい言葉をかけ、更なる試練に挑むタミーノとの別れの時間を与えるのだった。
タミーノは勇敢に立ち向かったが、彼のことが心配なパミーナ姫。いてもたってもい られず、タミーノの元へ向かう。2人は運命を共にする決意をした。
 一方くたくたにつかれたパパゲーノの前にパパゲーナと名乗る女性が現れるが、パパ ゲーノが試練を怠けていたために連れさられてしまう。ひとりぼっちになったパパ ゲーノは寂しさのあまり死のうとするが、銀の鈴の魔力でパパゲーナと再び会うこと ができた。
 タミーノ王子パパゲーノはとうとう試練を乗り越え、タミーノ王子パミーナ姫 と、パパゲーノパパゲーナと結ばれた。そして、夜の女王は地獄に落ち、平和な世 界が戻ってきたのだった。

というあらすじです。では、登場人物の相関図は次のとおりです。